さて令和、2019年の夏、寒くないですか?
令和と冷夏、なんとなく音の響きも似ています。令和の2019年の夏は冷夏なのでしょうか?
ここでは冷夏について、わかりやすく説明します。

冷夏とは

冷夏の定義は平年に比べて気温の低い夏のことです。まあそのままですね。
具体的なには気象庁による3階級表現で6月から8月の平均気温が「低い」に該当した場合、冷夏といいます。
個人的にはここ数年の夏というか暑い季節はは7月から10月という感じです。

全国冷夏型

冷夏といってもいくつかタイプがあり、日本全体で見て太平洋高気圧の勢力が弱く、梅雨前線が長く日本列島にとどまり、オホーツク海高気圧の勢力が強い場合、全国的な冷夏となります。

北冷西暑型

一方、太平洋高気圧が西日本にまでは張り出すのですが、その勢力が弱い場合には北日本のみ冷夏となります。また、東北地方の冷夏は「やませ」と呼ばれるオホーツク海気団からの北東の冷たい風が吹くことによっても起こります。

冷夏の原因

冷夏の原因といわれるものはいくつかあります。冷夏の原因で有名なものは以下の通りです。

エルニーニョ現象・ラニーニャ現象

エルニーニョ現象は、南方振動ともいいます。熱帯太平洋で見られる気候変動現象で、数年に1度、春から冬にかけて発生します。
エルニーニョ現象が発生すると、熱帯太平洋の東側では海面水温が平年より高く、西側で海面水温が低くなります。
この水温の変化によって、日本では冷夏の原因となります。

一方、ラニーニャ現象は、エルニーニョ現象とは気候変動が逆の現象です。熱帯太平洋の西側で海面水温が平年より高く、東側で海面水温が低くなります。
この水温の変化によって、日本では猛暑の原因となると言われていますが、ラニーニャ現象が発生しても冷夏となる年があり、逆にエルニーニョ現象でも冷夏とならない年がありました。

エルニーニョの年は冷夏となる可能性が高いですが、一概に冷夏になるというわけではないのですね。

太陽の黒点運動

太陽の黒点は太陽の表面に見られる黒いはん点のことです。
黒点は通常、中央の暗部とまわりの半暗部からなっています。暗部の温度は約4000度、半暗部は5500度です。
太陽の光り輝く表面の温度は約6000度のため、温度の低い黒点の部分が暗いはん点として見えます。

太陽の黒点の数が少ないと太陽の放射熱が少なくなるため、冷夏になると言われています。

火山噴火のちり

火山噴火などで多量の細かいちりが空気中に放出されると、太陽からの熱を抑制する日傘効果で冷夏となるケースもあります。

代表的な例では1783年の天明の大飢饉の冷夏はアイスランドの火山噴火、日本列島に米不足をもたらした1993年の記録的冷夏はピナツボ火山噴火で発生したちりが太陽からの熱を遮ったために発生したと考えられています。

冷夏の影響

冷夏の影響は様々ですが、大きく影響がでるのは、農作物、健康、経済といわれています。

農作物への影響

冷夏の影響が一番大きくでるのは農作物の育成です。
なぜならば植物の成長には温度、太陽光の影響が出やすいためです。野菜不足などは冷夏のうちですが、コメ不足は翌年まで続きます。

健康への影響

夏の健康への影響が大きい、日射病、食中毒などは緩和されますが、夏風邪などの疾患は増える可能性があります。

また冷夏の年は日照時間が少なく、雨が多い傾向のため、食品の衛生面で不安定になり、食中毒が増えることもあります。

経済への影響

経済への影響としては、以下のものがあります。

・夏物衣料が売れない
・米・農作物の不足のため、価格の高騰
・プール・海水浴などの夏レジャーの不振
・クーラー・扇風機の夏家電の売れ行き不振
・アイス、そうめんなどの夏の食品の売れ行き不振

一方、映画などのインドアレジャーが活発になることもありますが、経済ではマイナスになる影響の方が大きいです。

2019年 令和の夏は冷夏となるか?

エルニーニョ現象から

さて、2019年令和の夏は冷夏となるのでしょうか?
気象庁の発表では、2019年6月にエルニーニョ現象が終息し、2020年まではエルニーニョ現象、ラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続きます。

太陽の黒点運動から

米海洋大気庁(NOAA)は2019年4月5日、「今年後半から2020年初めにかけて活動極小期を迎える」という予測を発表しました。
活動極小期ということは太陽の黒点が少なくなるという意味ですが、2019年夏にすぐ冷夏の影響がでるとは考えにくいです。

火山噴火のちりでは

日本の周辺で大きな火山の噴火は発生していません。

大胆予測

ここまでの分析で勝手ながら、大胆に予測しますと、エルニーニョ現象の影響が残り7月までは完全の低温となり、また太陽の黒点数も少なくなっていくため、8月も平常より気温は低め。すなわち冷夏になると予測します。

まとめ

◆冷夏とは6月から8月の平均気温が例年より低いこと。

◆冷夏の原因はエルニーニョ現象・ラニーニャ現象、太陽の黒点数、火山のちりなど。

◆冷夏の影響は農作物の不振、夏風邪の増加、夏の経済活動の不振がある。

◆2019年、令和の夏は冷夏です!(大胆予測)

スポンサーリンク