お盆が過ぎると、なんとなく秋めいてくる感じがします。
暦の上では秋なんですね。
ムシムシしますが、日差しの強さが弱まり、一歩一歩秋が近づいています。
その次は、シトシトと降る秋雨です。(最近は春と秋がなくなったといわれ、秋でもザーッとスコールような雨が多いですが・・・)
さて、2021年の秋雨はいつまで続くのでしょうか。
この記事の目次
◆秋雨とは
8月後半頃から10月頃にかけて(地域によって異なります)降る長雨のことです。
秋の長雨、秋霖(しゅうりん)、すすき梅雨、秋入梅・秋黴雨(あきついり)ともいいます。
天気予報などでは「秋雨(あきさめ)」「秋の長雨」「秋りん」とも言いますね。
秋雨は北・東日本に多くの雨を降らせます。これは梅雨に西日本の降水量が多くなるとの逆の現象です。秋雨の時期の平年の降水量は、東京は大阪のなんと1.5倍近く多いことがあります。
また、台風と時期が重なることもあり、台風と時期が重なると大きな被害がでることがあります。
◆秋雨前線とは
夏から秋に季節が移り変わるとき、夏の間に本州一帯に猛暑をもたらした太平洋高気圧が南下します。
そして、大陸の冷たい高気圧が日本海や北日本方面に張り出してきます。
この性質の違う2つの空気がぶつかる所が秋雨前線です。
秋雨前線の付近では大気の状態が不安定になります。
梅雨前線と同じく、前線を挟んで夏の空気と秋の空気とが同じくらいの力で、
押し合いをしているおり、日本上空を南北に上下するため、長雨が続くことになります。
このように、温かい空気と冷たい空気の力が拮抗し、中々動かずに長雨を降らす前線を停滞前線と言います。
梅雨前線、春雨前線も秋雨前線と同様に停滞前線です。(前線ばかりで分かり難いですが)
◆秋雨前線の消滅
10月前半頃になると、太平洋高気圧は日本の南に完全に後退します。
本格的な秋の訪れですね。
このころになると、秋雨前線の停滞は主に本州の南側となります。
10月後半頃になると、秋雨前線は日本の南にまで南下し、
途切れ途切れになって弱まり、やがて消滅します。
◆2021年はいつまで
正直にいいまして、秋雨は梅雨のように明確な入りと明けの定義がありません。
したがって、天気が変わりやすいこの時期、台風シーズンにも重なりますので、
天気予報に注意して、足元にも気を付けましょう。
◆まとめ
・秋雨は8月後半頃から10月頃にかけて降る長雨のこと。
・秋雨前線は暖かい「太平高気圧」と冷たい「大陸からの高気圧」のぶつかり合い。
・秋雨の明確な入りと明けの定義はない。
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