車のエンジンから「カラカラ」、「ガリガリ」などの金属音が聞こえていたら、
ノッキングをしている可能性があります。
最悪の場合、エンジンが壊れてしまいますので、早目の対処が必要です。
◆ノッキングとは
ノッキング(英: Knocking、米: Pinging)は、扉をコツコツと叩くことを意味します。
自動車の分野ではエンジンが金属性の打撃音や、打撃的な振動を生じる現象全般を指します。
単にノックと呼ぶ場合もあります。
この音や振動はエンジンの異常燃焼によるものです。
一時的ににアクセルを強く踏み過ぎたりした異音でしたら大きな問題はないのですが、
その他の特定の原因による異音の場合は注意が必要です。
最悪の場合、エンジンが破壊する可能性があります。
◆原因
ノッキングはエンジンの異常燃焼によるものですので、原因は様々です。
主な原因として、以下のようなものが上げられます。
・燃料のオクタン価が低い
一番分かり易いのは、ハイオク指定車に、安いからといって、レギュラーガソリンを入れてしまうとノッキングの原因になります。
オクタン価はアンチノック性を示す指標です。
一般に、ハイオクのオクタン価は96~100、レギュラーは89以上とされています。
考え方として、ハイオクガソリンは燃焼しにくいんではなく、
燃えるべき時に安定して燃焼する燃料と思ってください。
・車両積載重量が多い
車両積載量や乗車人数が多く重量が重くなってしまうとエンジンにかかる負荷も大きくなります。
そのために。ノッキングが起こりやすくなります。
・圧縮比が高い
エンジンを改造しないかぎり圧縮比が高くなりすぎるという原因にはなりません。
しかし、一部の高圧縮比のエンジンやターボエンジンはノッキングがおきやすくなります。
◆対策
・ハイオクガソリンを入れる
一番簡単な対策です。
現在、レギュラーガソリンを入れているようでしたら、ハイオクガソリンを入れてください。
ハイオクもガソリン会社によってオクタン価(簡単にいうとノッキングのし難さ)が違いますので、
ガソリンメーカーもしっかり選ぶ必要があります。
・エンジンの洗浄
次の選択肢はエンジンの洗浄です。
最近では良い製品もでていますので、ガソリンスタンドやカー用品店にご相談してください。
エンジンの内部にススが溜まっていると簡単に言うと吸入した空気が通常より圧縮されてしまいます。
通常より圧縮が多くなる→急に燃えやすくなる→ノッキングが出やすくなる。と、なります。
しかしながら、車に自身がないようでしたら、デイラーや工場にみてもらうことおすすめします。
最悪の場合、エンジン破壊や事故につながることもありますので、
みてもらった方が安心です。
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