レジオネラ菌の事故が後を絶ちません。
思い出したように温泉等で死亡事故が発生します。
ではレジオネラ菌とはなんでしょうか?どうして死亡しまうしまうのか?また予防法は?
◆レジオネラ菌とは?
レジオネラ菌 (Legionella) は、レジオネラ属に属する真正細菌の総称です。
ウィキペディアにはこのように書かれています。
(引用ここから)
レジオネラ属菌は2 – 5μm位の好気性グラム陰性の桿菌で、一本以上の鞭毛を持っている。
通常の細菌検査用培地では生育しないが、これはグルコースなどの糖を利用できない事に起因する。
このため培養の際にはレジオネラがエネルギー源および炭素源として利用できるシステインやセリン、
スレオニンなどの特定のアミノ酸を加える必要がある。特にシステインは必須である。
脂肪酸により発育阻害を受けるためこれらを除去しなければならない。
また、有機鉄も要求する。培養条件は厳しく、pHが6.7~7.0でないと増殖せず、至適温度は36°Cである。
分裂周期は数時間で、増殖には時間がかかり、バンコマイシン等の抗生物質を加え他の菌の生育を抑えて培養する。
(ここまで)
正直いって難しくて良くわからないですね(^^;
赤色がレジオネラ菌(×1000)です。気持ち悪いですね。
東京都衛生研究所のサイトから引用
◆どうして死亡してしまうのか?
このレジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症をレジオネラ症といいます。
これまで、温泉や公衆浴場で感染し、最悪の場合、死亡してしまう事故がたびたび発生し、ニュースになります。
このレジオネラ症、症状のタイプが2種類あります。
「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」です。と呼んでいます。言われてみればなんとなく聞いたことがあります。
「ポンティアック熱」は発熱や頭痛、筋肉痛などの症状で、一般的に軽症ですみます。
問題になるのは「レジオネラ肺炎」です。
高熱や呼吸困難、吐き気、意識障害などが出て、急激に重症になり死亡することもあります。
幼児や高齢者、他の病気にかかっているなど、抵抗力の弱い人は感染しやすいので注意しましょう。
◆レジオネラ症の発生を防ぐ方法
レジオネラ属菌は水を媒介にして繁殖します。
自然界では大量に発生することはないのですが、人口的な環境(浴室、シャワー、など)が
衛生管理されないと、繁殖します。
したがって、衛生管理に気を付けるしかないのですが、旅行とか外の施設ではどうしようもないですよね。
感染すると最悪の場合は死にいたるということですから、
施設を運営している会社には衛生管理に気をつけて頂きたいものです。
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