先日、待ちを歩いていて、感じることがありました。
点字ブロックです。あの黄色いブロック状のものです。
普段はあまり気にしていなかったのですが、たまたま、歩道の点字ブロックの上にたくさんの自転車が並んでいるのを見てしまいました。
急いでいるとか、それぞれの事情があると思うのですが、目の不自由な方のことを思うと、心無い行為だと思います。
そこで、点字ブロックの設置基準について調べてみました。
点字ブロックの設置の具体的な方針は、各都道府県や、日本道路協会、JRなどで定めていますが、それを基本となるものはハートビル法です。
ハートビル法では、歩行者が通る場所には、目の不自由な方の通行のために、点字ブロックを設置するよう細かく示されています。
また、点字ブロックの上に荷物を置いたりしてはいけないとはっきり記載されています。
ハートビル法とは、正式名称は「高齢者、身体障がい者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」です。
ちょっと長いですね。だからみんな、ハートビル法と呼ぶんですね。ここでも以下、「ハートビル法」と呼びます。
ハートビル法は平成15年4月1日に国土交通省が管轄して、施行されました。
目的は点字ブロックに限らず、不特定かつ多数が利用する建築物において、高齢者や身体障がい者等が円滑に利用できるような整備を促進し、良質な建築物のストックの形成を図ることを目的としています。
調べていく中で気が付いたのですが、点字ブロックには2種類あるということをご存知でしたでしょうか。
私も見たことあありますので、きっと、皆さんも見たことがあると思います。
◆誘導ブロック(線状ブロック)
その名の通りにブロックの上に線の形をした突起があるものです。
目の不自由な方がブロックの突起を足裏あるいは白杖で確認しながら突起の方向にしたがって進むためのものです。
◆警告ブロック(点状ブロック)
これは、ブロックの上に点状の突起があるものです。
注意すべき位置を示すブロックです。
階段前、横断歩道前、誘導ブロックが交差する分岐点、案内板の前、障害物の前、駅のホームの端等に設置します。
◆点状ブロックの設置基準はハートビル法で定められている。
◆ハートビル法は点字ブロックだけでなく、高齢者、体の不自由な方が円滑に活用できることが目的。
◆点字ブロックは誘導ブロックと警告ブロックの2種類がある。
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