冬の「しもやけ」ツライですよね。できれば予防をしたいものです。
「しもやけ」というと過去の病気で、暖房や衣服の進んだ現代では「しもやけ」などは無いんじゃないかと思いますが、現代でも「しもやけ」に悩んで知る方は多いですよね。
「しもやけ」は実は予防できます。毎年、「しもやけ」に悩んでいるという方、ひどくならないうちに、予防をしましょう。
予防をする前に敵を知りましょう。
「しもやけ」の原因は血行の不良です。
寒くなると血管は動脈、静脈ともに収縮しますが、動脈は心臓から押し出される血液の血管ですので、温められると元に戻りやすいです。
一方、末端から血液が戻ってくる静脈は戻りにくいという性質があります。
この動脈と静脈の収縮が戻る時間差によって血液の循環が滞り、結果、体の末梢部分にある手足や耳に栄養が届かなくなって、うっ血や炎症といったしもやけの症状が起こると考えられています。
ですから、「しもやけ」の予防とは、この末端の血行不良を改善すればよいのですね。その方法をご紹介しましょう。
「しもやけ」の予防に気を付けなければいけない所とはどんなところでしょうか?
それは、身体の末端の部分です。普段、「しもやけ」に悩んでいる方は、大体、分かると思うのですが、主に以下の場所が「しもやけ」になり易い場所です。
特に小指の周辺や、足の裏
・手
指先や指の節回り、手の甲
・耳
耳たぶ、耳のふち
・その他
鼻の先や頬など
・冷やさない
・マッサージ
・食事に気を付ける
◆冷やさない
「しもやけ」になり易い場所、手や足の先を冷やさないように、通気性の良い、厚手の手袋や五本足ソックスなどで防寒しましょう。特に気温が5度以下の場合は注意が必要です。
指先や足先だけでなく、全身の血行も良くするしましょう。身体の中心を冷やさないためには、腹巻は有効です。ちょっと格好が悪いかなと思いますが、最近は薄手でのものが出回っています。
入浴はシャワーより、お風呂で40度前後の少し温いかなくらいのお湯にじっくりと浸かりましょう。発汗作用もあり全身の血行が良くなります。
また、雨、雪の日、スポーツの後の汗などで濡れた場所は、そのままにせずに早く乾かしましょう。濡れた場所をそのままにしておくと気化熱を奪われて冷たくなり、血行を悪化させます。また、肌に必要な油分も奪われることもあります。
◆マッサージ
血行を良くするためにマッサージは有効です。
足や指先を重点に保湿クリームを使って、マッサージをしましょう。
保湿クリームを使うと身体の油分が補われ、体温を奪われることを防ぎます。
また、マッサージはあまり強くする必要はありません。強くマッサージをするとかえって悪化する可能性がありますので、優しくなでるようにマッサージをするのがコツです。
◆食事に気をつける
全身の血行改善のためにビタミンEを意識して摂取します。
ビタミンEを含むサプリメントもありますので、活用しましょう。
また、普段の食生活もビタミンEを意識して摂取するようにします。
ビタミンEを多く含む食品は落花生や大豆、アーモンドなどの豆製品や、たらこ、マヨネーズやサラダ油などの植物油です。
また、ビタミンEは同時に緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンや、ビタミンCを摂取すると、吸収率が高まることが知られています。
◆「しもやけ」の原因は血行不良
◆血行不良を防ぐことで「しもやけ」は予防できる。
・身体を冷やさない
・マッサージをする
・食事に気を付ける(特にビタミンE)
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