寒い冬のしもやけの痒みや痛みは辛いものです。
外出中に足の指が痒くなっても、人前では掻くわけにもいかず。靴の中で我慢するしかありません。
また、掻き過ぎて、傷が出来てしまうことも多いです。
暖房器具が発達し、衣料も発達している現代では「しもやけ」に悩んでいる人はいないのでは?と思われがちですが、女性や子供を中心に「しもやけ」に悩んでいる人は、まだまだたくさんいます。
そんなツライ「しもやけ」の対処方法をまとめました。
「しもやけ」の対処をするためには、原因を知ることが大切です。
「しもやけ」は手や足などの末端の血行不良が原因なんですね。
寒くなると血管は動脈、静脈ともに収縮しますが、動脈は心臓から押し出される血液の血管ですので、温められると元に戻りやすいです。
一方、末端から血液が戻ってくる静脈は戻りにくいという性質があります。
この動脈と静脈の収縮が戻る時間差によって血液の循環が滞り、結果、体の末梢部分にある手足や耳に栄養が届かなくなって、うっ血や炎症といったしもやけの症状が起こると考えられています。
ですから、「しもやけ」の対処方法とは、この末端の血行不良を改善すればよいのですね。その方法をご紹介しましょう。
◆市販薬の使用
◆お湯と水に交互につける
◆ビタミンEの摂取
最初の対処方法は市販薬の使用です。
軽い「しもやけ」ならば、ビタミンEやヘパリン類似物質が配合されたクリームを塗って、マッサージをして血行を改善しましょう。ビタミンEは血行を促進しますし、ヘパリン類似物質は乾燥肌を有効で、外部からの刺激に強くなります。
かゆみがあり、皮膚が赤みをおびている場合には、炎症を抑える目的でステロイド外用剤も用います。ステロイド外用剤は抗炎症作用が優れているため、しもやけのように、かゆくてついかいてしまう皮膚炎などの肌トラブルに有効です。
いずれも、市販薬がありますので、薬局で相談して購入ができます。ステロイド外剤の副作用が怖いという方は病院で相談をしましょう。
昔から伝えられている「しもやけ」の治し方ですね。
熱いお湯と冷たい水に交互につけることにより、血管の収縮、膨張を繰り返すことより、血行を改善させます。
お湯の温度には気をつけましょう。やけどの危険性もありますが、皮膚を掻き過ぎて炎症を起こしている時はかえって、皮膚の炎症を悪化させてしまうこともあります。
1. 40℃くらいのお湯と5℃くらい水(氷水ではなくてもいいです)を洗面器等に用意します。
2. 1、2分お湯にかゆい部分をつけて、温める。
3. 温まったら、次に水に同じくかゆい部分をつけて、冷やす。
これを5回程度繰り返し、水分を良くふき取ります。ジーンと温かさを感じるところが目安です。
予防効果的なところが多いですが、全身の血行のためにビタミンEを意識して摂取しましょう。
サプリメントでも良いですし、ビタミンEを多く含む食品をとることも有効です。
ビタミンEを多く含む食品は落花生や大豆、アーモンドなどの豆製品や、たらこ、マヨネーズやサラダ油などの植物油です。
また、ビタミンEは同時に緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンや、ビタミンCを摂取すると、吸収率が高まることが知られています。
◆「しもやけ」は寒暖差による末端の血行不良が原因
◆対処方法は血行を改善することが有効
・市販薬の使用
・お湯と水に交互につける
・ビタミンEの摂取
このような対処によって、ツライ「しもやけ」痒みから解放されましょう。
なお、痒みや痛みが強い、またはこれらの対処をしても効果が無い場合は、皮膚科などの専門医への相談が必要となります。
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