片足で地面を蹴って走行する「キックスケーター」。
子供に人気の玩具です。
持っているお子さんも多いのではないでしょうか。
そのキックスケーターですが、10歳未満の子供の転倒事故が相次いでいます、
そのため、消費者庁は、保護者らに注意を呼びかけています。
◆キックスケーターとは
ご存知ない方のためにキックスケータの説明です。
地面を蹴って進むハンドル付きの乗物の総称です。
スケートボードにハンドルが付いたみたいな形状です。
(中高年の方にはわかると思いますが、ローラースルーゴーゴーの
足ふみギアが無いものですね(^^;)
なお、よく聞く名前で以下のものは商品名です。
「キックボード」は K2、 「スティックボード」はウェッツアー、
「レーザー」「ローラーボード」「キックスクーター」はJDのそれぞれの商品名です。
◆キックスケーターの事故とは
下り坂や側溝などの凹凸がある場所での事故が目立つといいます。
消費者庁によると、2010年4月以降、医療機関などから寄せられた10歳未満の子供の
キックスケーター走行中の事故は53件です。
脳内出血や骨折などに至った事故も10件あり、このうち今年5月の事故では
小学4年生の女児が死亡しています。
・キックスケーターで道路を横断していた8歳男児が乗用車と衝突して重傷(8月 北海道)
・キックスケーターで遊んでいた小1男児がトラックにひかれ死亡(8月 神奈川県)
・キックスケーター中に7歳男児が乗用車にはねられて死亡(10月 福岡県)
・キックスケーター中に小5男児が乗用車と衝突して重傷(11月 神奈川県)
重大事故以外に表面化していない事故は多数あると推測されます。
傾向を見ると、「公道」で「自動車」と「男児」が被害者になる事故が多いです。
◆キックスケーターの事故を防止するために
では、安全にキックスケーターを楽しむためにはどんなことに
注意したらよいでしょうか。
以下にポイントを上げます。
(1) 車が走る道路では遊ばない
(2) いつでも止まれる速度で利用する
(3) ヘルメット、膝当てを着用する
(4) 取扱説明書に従ってメンテナンス・点検を行う
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