イカの数え方は独特ですね。ご存知の通りに1杯、2杯と数えます。
そのイカの数え方の由来について、調べてみました。
1杯2杯と数える由来はイカの形からです。
「杯」という漢字は、「木」と「不」が組み合わさっています。「不」は、花の「がく」の形で、膨らむという意味がありますので、膨らみのある器を表します。
よく「なんとか杯」といって、トロフィーを進呈しますが、その「杯」もトロフィーの膨らんだ形から取られています。
そこで、イカですが、その胴体の形を見てみると、イカ徳利やイカ飯の入れ物に使われるように、膨らんだ形をしています。そう!「杯」の形なのです。
イカの1杯2杯と数える由来はその胴体の形からなのです。
また、別の説で、イカやタコを軟体動物の貝類の一種として「貝(バイ)」と数えたことにちなむとする説もありますが、イカは「1バイ」「2バイ」とは数えませんので、ちょっと厳しいですね。
そもそも、イカを貝類とみなすのも強引な感じがしますし。
釣り番組なのでは「イカを15匹釣った」などと、匹で数えます。
1杯2杯となぜ数えないのでしょうか?
これは、さすがに生きているイカを容器に例えることは相応しくないため、生きている間は1匹2匹と数えます。
なお、商品となってからも、活きの良さをアピールするために、あえて1匹2匹と数える場合もあります。
イカの他にも1杯2杯と数える生き物はあります。
ヒントはふっくらと膨らんだ形をしている生き物です。
具体的にはタコ、フグ、アワビが商品になってから1杯2杯と数えます。
・イカを1杯2杯と数える由来はその胴体の形が「杯」をイメージするため。
・生きている時は普通に1匹2匹と数える。
・イカの他に、タコ、フグ、アワビも1杯2杯と数える。
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