ネグレリア・フォーレリは温泉でも感染する

アメリカで恐い事故が発生しました。

◆アメリカ事例

米国カンザス州で脳をむしばむ病原性アメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に9歳の少女が感染して死亡したことが分かりました。

発覚したのは2014年7月16日です。

亡くなった少女はハリー・ユストさんです。

彼女は水上スキーが得意で、この数週間は湖などで水上スキーや水泳を楽しんでいたということです。

湖で遊んでいるときに「ネグレリア・フォーレリ」が鼻から入り込み、寄生されたものと思われます。

◆「ネグレリア・フォーレリ」とは何か?

negureria

「ネグレリア・フォーレリ」とは、自由生活性のアメーバです。

通常は25–35℃ほどの温水環境で見付かります。

他のアメーバ類とは異なり、生活環の中に鞭毛型を持つのが特徴です。

恐いのは人間に対しては病原性を示し、寄生されると原発性アメーバ性髄膜脳炎を発症します。

また、学名は「Naegleria fowleri」ですが、

日本寄生虫学会の「寄生虫和名表」は「フォーラーネグレリア」と逆になっています。

◆どんな症状か

では、この原発性アメーバ性髄膜脳炎にかかると、どんな症状になるのでしょうか?

鼻から水と一緒に「ネグレリアフォーレリ」入ると、鼻の嗅神経から直接脳内に侵入します。

侵入後、組織融解酵素という肉質を溶かす液を出し、脳低部の細胞を溶かします。

脳低部の細胞も栄養として、爆発的に細胞分裂をして脳を喰いつづけ、感染者のほとんどが数日で死亡します。

過去50年の間に米国で感染が確認された約130人のうち、命が助かったのは3人にとどまるというデータがあります。

ただ、初期症状は風邪と似ています。

頭痛と吐き気が、日に日にひどくなると、髄膜炎と診断されますが、

症例も少なく、「ネグレリアフォーレリ」と診断できる医者が少ないのが現状ですので、注意が必要です。

◆気を付けること

では、どんなことに気を付ければよいのでしょうか?

この事例を受けて、カンザス州当局は、淡水で泳ぐ時には鼻をはさむノーズクリップを使用し、

浅い水底の堆積(たいせき)物を巻き上げたりしないよう勧告しています。

また、温泉など水温が高い所には顔をつけないよう呼びかけてもいます。

一般的には、寄生アメーバが口から入ってしまっても、胃で消化液によって消化されてしまうので心配はありません。

鼻や耳から入った水に注意です。

鼻に入った場合は、塩水での鼻うがいが有効です。

何にしても、温かい水に入らないことが肝心です。

消毒されたプールでは大丈夫ですが、温泉には気を付ける必要があります。

◆日本では

日本人での感染例は唯一ですが、1996年鳥栖市で温泉に入った女性が感染し、

死亡した例があります。

温泉もゆったりと入れないのが怖いですね。

実はこの小説も・・・

 



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