バードストライクの対策

◆バードストライクとは

バードストライク(英語:bird strike)とは鳥が構造物に衝突する事故をいいます。

一般的には航空機と鳥が衝突する事例を指すことが多いです。

この他、鉄道、自動車、風力発電の風力原動機、送電線や送電鉄塔、ビル、灯台などにおいても起きています。

航空機におけるバードストライクは離陸動作中(滑走、離陸直後)や着陸動作中の速度が比較的遅く、

高度が低い時によく起こりやすいです。

特にジェットエンジンのエアインテーク(空気吸入口)に吸い込まれる事故が多いです。

これらによるエンジンの損傷や航空機の空港への引き返しなどによる損失は、

国内だけで年数億円と言われています。

 

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◆バードストライクの対策

これといった有効策がないのが現状です。

例えば全日本空輸では1985年からエンジンに目玉マークを書いて鳥が近寄るのを防ごうと試みたことがありますが、

効果が上がらなかったため後に中止となりました。

また高知空港、高松空港、松山空港ではハヤブサを放し空港周辺から鳥を追い払う試験が行われたことがあります

しかし、これも効果が上がらなかったため実用化には至っていません。

但し、海外の一部の空港ではハヤブサの放鳥は行われています。

また、散弾銃の空砲(実銃は免許が必要になるのでさらに手軽な遊戯銃と紙火薬を用いることもある)や

爆竹の音による威嚇の他、鳥の苦しむ鳴き声を録音した“ディストレスコール”を流すなどの対策法もあります。

さらには訓練された犬を使って航空機とは正反対の方向に鳥を追い立てるといった予防策もあります。

年数億円の損害を回避するために、各航空会社、空港は知恵を絞っている最中というのが現状です。

◆バードストライクの事故が増えている

残念なことに、バートストライクの事故が年々増えています。

成田国際空港会社(NAA)は2年前から猟銃の実弾による駆除を対策に加えましたが、

目に見える抑止効果は出ていません。

NAAによると、2013年度の報告件数は115件。03年度は18件で、この10年間で6倍以上に増えています。

ジェットエンジンが鳥を吸い込んで停止すると、墜落する危険があるため、成田国際空港では滑走路と誘導路の点検に合わせて1日5回、

「バードパトロール」をしています。

航空機にぶつかる鳥はツバメが最も多く、餌となる虫を追いかけて滑走路上を飛んで衝突します。

(利口なカラスは巻き込まれないようです)

国土交通省によると、国内で一番、バードストライクの事故が多いのは、海が近く水鳥が多い羽田空港

年間約200件発生しています。

効果的な対策の実現が望まれています。



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