肺高血圧症の症状と治療方法

高血圧といっても色々な種類がありますね。
肺高血圧症という名前ですが、実は心臓の病気です。

◆肺高血圧症とは

肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る血管(肺動脈といいます)の末梢の
小動脈が狭くなって血液が通りにくくなる病気です。
血液が通りにくくなる結果、肺動脈の血圧(肺動脈圧)が高くなります。

心臓の中でこの肺動脈に血液を送る室を右心室といいます。
この右心室は高い圧力に耐えられるようにできていないため、
肺動脈圧の高い状態が続くと機能が低下してしまいます(右心不全)。

要するに、肺の血液の循環が悪くなると、身体全体へ影響がでてしまうため、
心臓が頑張る結果、心臓に高い負荷がかかるわけです。

◆肺高血圧症の症状

肺高血圧症に特有の症状はありません

初期症状としては以下のようなものですが、特有の症状でないため、
分かりにくいです。ここで軽い症状とは階段の上り下り程度をいいます。
・軽い動作をした時の息切れ
・軽い動作をした時の息切れ疲労感、倦怠感
・疲労感、倦怠感呼吸困難
・呼吸困難たちくらみ、めまい
・たちくらみ、めまい顔、足などのむくみ
・顔、足などのむくみ

病気が進行すると以下の症状が追加されます。

・運動時の動悸、めまい、失神(子どもに多く見られる)
・せき、喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーする)、嗄鳴(させい:声がかれる)、血の混じった痰
・胸痛、息切れ
・うつ状態(疲労からくる精神的ストレスによる)、元気のなさ

◆改善方法

血液の硬化が進んでしまった肺高血圧症は、不可逆的で薬が効きにくく、
治療が難しくなります。

・投薬療法
血管拡張薬。
肺高血圧症治療の中心になる薬です。
肺高血圧症の患者さんは肺の血管が狭くなっているので、血管拡張薬で血管を広げたり、
長期では血管壁の構造が改善して、肺の圧力が下がり、心臓への負担が軽くなります。

・酸素吸入療法
肺高血圧症では心臓が血液を送り出す力が弱くなっているため、
全身へ酸素を運ぶ能力が低下してしまいます。
なので通常の空気より高い濃度の酸素を吸うことで、この症状を改善します。

・手術療法
薬物療法では十分な効果が得られない場合に手術療法を行います。
従来は、心臓と肺を同時に移植する心肺移植が行なわれていましたが
近年、肺移植により心臓の機能が回復することがわかり、肺単独での移植が可能になりました。



スポンサードリンク



コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ