味覚障害の原因の一つは加齢?

何を食べても味がしない、又は味がうすく感じるようになった。
もしかしたら、そんなあなたは「味覚障害」かもしれません。

食欲、睡眠欲、性欲は人間の3大欲望で、生きるために必要な欲望です。
味覚障害はその3大欲望の一つの食欲に大きな影響を与えます。

「たかが、味がしないだけではないか」と他人は言いますが、本人には深刻な悩みです。
食べることが、喜びではなく、苦痛な作業になってしまうのですから。

そんな怖い味覚障害ですが、加齢が原因でも発症してしまうこともあるのです。

 

味覚障害の症状

 

まず、味覚障害とは具体的にはどのような症状でしょうか。
具体的には以下のような症状です。

 

・濃い味だとわかるが薄い味しかわからない。
・味を全く感じない。
・造った料理の味が「濃い」と言われる。
・何も口に入っていないのに、なんとなく苦みや渋みなどの変な味がする。
・特定の味しかわからない(甘みは分かるが塩味はわからないなど)。
・口の中の左右いずれかで味を感じない。
・味の錯覚を起こすもの(甘みを苦みとまちがえるなど)。
・食事が美味しいと感じない。

 

一つでも心当たりのある方は味覚障害になっている可能性があります。

中でも”造った料理の味が「濃い」と言われる。”などは自分では味覚は正常のつもりでいても、
すでに味覚が異常となっている可能性があります。
(単に味の好みの可能性もありますが・・・)

 

味覚障害の原因

 

味覚障害の原因と考えられるのは、多数あります。

 

◆加齢
◆亜鉛不足
◆一時的なもの

 

◆加齢によるもの

味覚障害の患者さんの過半数は60歳以上の方です。つまり、加齢、歳を重ねることが味覚障害を起こしやすくなるのです。

歳を重ねるとどうしても感覚器が鈍ってきます。

舌の表面にある味を感じる細胞(味蕾・みらい)は、10歳~12歳でピークの1万個になり、そこから減っていきますが、歳を重ねる毎に味蕾の数は2分の1、更には3分の1程度になってしまうと言われています。

また、60歳以降になると、唾液腺細胞が減少して唾液分泌量が少なくなることで味覚を感じにくくなります。
このような自然現象以外にも、高齢になると、薬剤の服用が増えることも原因のひとつと考えられます。

次に加齢以外の原因に目を向けてみましょう。

 

◆亜鉛不足

一番良く言われるのは食生活の乱れ。亜鉛不足です。

亜鉛の量が不足すると、味蕾の新陳代謝が十分に行われなくなるため、味覚障害があらわれます。

タバコを良く吸う方、インスタント食品・ファーストフード良く食べる方、お酒を良く飲む方などが亜鉛不足になりがちです。

また、食品添加物の中には食品に含まれる亜鉛が体に吸収されるのを妨げるものがあったり、薬の中には亜鉛の排出を促すものもあります。

 

◆一時的なもの

風邪や、ストレス、舌や口内の怪我などでも味を感じにくくなりことがあります。

特に、風邪で味が分からなくなったという方を多いのではないでしょうか。
これは舌の表面についている舌苔(ぜったい)が関係しています。

舌苔というのは舌の表面についている白い層状のものなんです。
この舌苔は食べ物のカスや、細菌、また白血球などの死骸などが堆積したものですが、風邪になるとこの舌苔が厚くなって味を感じにくくなってしまいます。

これらは、元の原因が取り除かれれば、長くても数ヶ月で味覚障害は自然解消します。

 

加齢による味覚障害の予防・治療

 

◆亜鉛の摂取
◆薬を見直す
◆唾液を出しやすくする

 

加齢のよる味覚障害の治療について、ご紹介します。
基本的には、病院へ行って適切な診断と治療を受けましょう。

 

◆亜鉛の摂取

亜鉛不足の場合は、亜鉛を適正に摂取して、味蕾の新陳代謝を促します。

亜鉛を多く含む代表選手は牡蠣です。魚介類全般に亜鉛は多く含まれますが、牡蠣は突出して多く含まれます。

また、牛肉や豚肉をはじめとした肉類、乳類のチーズ、ゴマやピーナッツなどの種実類にも亜鉛は多く含まれます。

 

◆薬を見直す

薬を日常的に服用している方は薬の種類を見直しましょう。

薬の中には、亜鉛の排出を促したり、味覚に影響を与えるものもあります。

勝手に薬を見直すのではなく、主治医と相談の上、薬の種類を見直しましょう。

 

◆唾液を出しやすくする

唾液が少なくなると味を感じにくくなります。

食事の時は噛む回数を増やす、ガムを噛む、水分を多くとるなどして、唾液の量を増やしょう。

 

まとめ

 

◆年齢を重ねると味覚障害になり易い。

◆味覚障害の予防・治療には亜鉛の摂取、薬の見直し、唾液量を増やすと効果がある。



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